2017年7月17日月曜日

小学校の謎工作を再現する

小学校の図工の授業がなんだか変だったのだ。

例えば、紙粘土で人物をつくるとしよう。
ふつう動きの躍動感とか、四肢と胴体のバランスとか、関節の曲がり方とかが制作のポイントになるだろう。
それが、先生の指示はこんなだったのだ。

棒人間


また、高学年になるとちょっとデザイン風の課題もある。
正立方体に模様をつけていくのだ。
先生の指示はこんなだった。


紙製の立方体に色紙で模様を貼り付ける


ところで、今(2017年夏)、国立新美術館である展覧会が開催されている。
あれ? あの小学生のとき作ったやつ、これじゃね?

ということで、30年前の小学校の図工課題を再現してみることにした。

まずは棒人間。

1.土台の板に針金で人体の骨組みを作る。


2.紙粘土で盛る。

3.色をつける。

よいさっ

これは、あれだ。
ジャコメッティだ。
<参考画像>


実物(工作の)はもっと金属光沢のある絵の具を使ったので、もっとジャコメッティだった。


どこでも停滞前線

どこでも停滞前線


トンビトン

トンビをモチーフにしたモノグラム、トンビトンを作ってみた