例えば、紙粘土で人物をつくるとしよう。
ふつう動きの躍動感とか、四肢と胴体のバランスとか、関節の曲がり方とかが制作のポイントになるだろう。
それが、先生の指示はこんなだったのだ。
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| 棒人間 |
また、高学年になるとちょっとデザイン風の課題もある。
正立方体に模様をつけていくのだ。
先生の指示はこんなだった。
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| 紙製の立方体に色紙で模様を貼り付ける |
ところで、今(2017年夏)、国立新美術館である展覧会が開催されている。
あれ? あの小学生のとき作ったやつ、これじゃね?
ということで、30年前の小学校の図工課題を再現してみることにした。
まずは棒人間。
1.土台の板に針金で人体の骨組みを作る。
2.紙粘土で盛る。
3.色をつける。
| よいさっ |
これは、あれだ。
ジャコメッティだ。
<参考画像>
実物(工作の)はもっと金属光沢のある絵の具を使ったので、もっとジャコメッティだった。

